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2008.02.08 Friday
「さいさい」この言葉にピンと来た人は、きっと私のご近所さんでしょう^^
不肖チクの住む町では、相槌と言えば「さい」が基本。 使用例; A「あがのほぅの若い衆(し)はみな広島だぃに出とっちゃるがー」 B「さい年寄りさんは独り暮らしでやれまあ」 (あの辺りの若い人たちはみんな広島とかに出ておられますね) (そうですね、だからお年寄りは独り暮らしで大変でしょう) C「今んごろはあの事件がほんに気になって冷凍餃子が買えんわ」 D「さいさい、うちでは全部手作りしとぅに」 (最近はあの事件が大変気になって冷凍餃子が買えません) (本当にそうですね、だからうちでは全部手作りしてますよ) なんとなくニュアンスを汲み取って頂けたでしょうか? 言うなれば、相手の発言に同意しつつ話をつなげる言葉、という感じ。単独で間投詞的に使ってもいいけどね。 強調する時は「さぁい」(※「さ」にアクセント)と伸ばしたり「さぃさぃさぃ」(※素早く軽快に)なんて高度なトリプル技もあります。 この「さい」が自然に使いこなせるようになったら一人前とも♪ が、考えてみれば拙宅ではチクしか使ってない・・・ということは 「さい、アンタは田舎に染まっとっちゃるけぇ」 と突っ込まれそうな気もいたします(^-^;)... 以下は余談なのですが・・・
チクは幼少のみぎりを出雲国で過ごし、その後江戸に移り住み、石見国に戻ってきたのであります。だから未だに、出雲弁と石見弁(それもこの辺り限定の)が混ぜこぜです。 たまにコンパニオンのお仕事で純正出雲人なお客様と話したりすると 「あんたはえずものすかね、なまりにえずもが入っちょうがん」 (あなたは出雲の人かね、訛りに出雲が入ってるじゃないか) と言われたりする。恥ずかしいですよ〜これは>< 訛りがではなくって、中途半端な方言しゃべってOKな気でいた自分が恥ずかしい。スペイン語を話してるつもりが「あんたそれポルトガル語だょ」と言われるくらい恥ずかしい。 うちの母は周防国に近い石見国の出身で、出雲国暮らしが長いので、もっと複雑w 「大根が煮えよる」「大根が煮えちょる」このニュアンスの違いを理解しないと、うっかり生煮え大根を食べるはめになったりします>< 叔母=母の実妹との会話だと周防系バリバリ全開! 「もうこねーな事ようやらん」「じゃけぇ言っつろぅ」IT'S ROW??? うちで唯一まとも?!なのが愚妹ニョモで、石見弁に感染していないので、ほぼ標準語。たまーに 「だけん、そう言っちょうがん」 とフェザー級の出雲弁が飛び出したりするけど、あくまでシャレの範囲にとどまっており、臆面なく混ぜこぜ方言で喋り散らす姉に比べるとわきまえがあるのでした・・・ というわけで家庭内の公用語は出雲弁。一歩外に出ると石見弁。しかもトドちゃんの住む町はまた微妙に言葉が違ってたりして・・・(@0@)アタマクルクル これについてはまた後日♪
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